韓非子 人事評価を機能させる

画像梅雨の合間、産業貿易センタービルから山下公園、そしてベイブリッジを向こうに望んで、写真を撮りました。

いつ見てもいい景色だと思います。


●今日も韓非子の「外儲説 左上 第三十二」の続きです。

リーダーがどうしないと行いけないかを事例をひいて書いてあります。


●今日はその四番目の項目です。

「利益のあるところに民が集まり、
 名誉の上がるところでは士は死をも厭わない」

つまるところ、功績もない者に賞を与えると民は働かなくなり、
君主は利を得にくくなる。
また大した名声を上げていない者に栄誉を与えると
士たる者は名声だけ上げようと努めて君主の利益に繋がらないようになる。
ということである。


●例えば
中牟(ちゅうぼう)と言う地域の任登(じんとう)と言う長官が
王に対して
「よく勉学をしている立派な二人の士がいます。
 この二人を取り立てて欲しい」
と進言した。
王は側近が反対するにも関わらず
その二人を取り立てて家と田畑を与えた。
すると中牟地域の人間の半分は田畑を売って
学問をするようになってしまった。


●もう一つ
鄭(てい)の県に屈公(くつこう)なる者がいた。
敵が来ると分かると死んだふりをして
いなくなった途端に生き返った。


●この二つの話とも
きちんと法で決められたとおりの賞罰をしなかったために
下の人達は自分たちの利益を最大にするために
国益とは反対の行動をとってしまうようになった事例である。


いわゆる人事評価の問題ですが、
いつの時代でも悩ましいことです。

100%全員にプラスになる人事評価をすることは不可能です。
しかしながら、納得感のある制度を作ることは出来ます。

ここではまたそうやって決められた人事制度をきちんと守らないで
特定の人を依怙贔屓すると
他の人のモチベーションが下がってしまうので、
要注意だということを指摘しています。


当社でも基礎となる制度をちょっとずつ修正していますが、
等級の定義を分かりやすくすることと
評価する人が共通した認識を持てるかが難しいところです。

何と言っても一人ひとりの長所をどう活かして、
どういう人間に育てたいか、
その愛情があるか無いか、
で有効に機能するかどうかが決まるような気がします。




ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック