宇宙探査船「はやぶさ」秘話③

画像今日は横浜でも多摩川でも花火大会がありました。

朝のすごい雨と雷のことを考えるとよくまあ晴れてくれましたって感じです。

横浜では海に浮かんでいるこの写真のカモメは花火の時はどこに行っているのでしょうか?


●ちょっと前に商工会議所が開催した「会員の集い」の時の
宇宙工学士の的川泰宣氏の講演の続きその第3弾です。
8月8日と17日のブログでも紹介しました。


【驚き3】ルール違反、万歳!?

ルール違反が「はやぶさ」を成功に導いたっていう
的川氏の話には胸がすく思いでした。

自分の人生を賭けたルール違反はありだなって思いました。


「はやぶさ」は4つのイオンエンジンで動いていました。
イオンエンジンは+と-のイオンを
電気的に交互に噴射することで動いてるんだそうです。
最後の最後、この4つのエンジンが全て壊れてしまい動かなくなってしまったのです。

具体的には、各エンジンの+を噴射する部分か-を噴射する部分かの
どちらかが壊れて動かなくなったのです。

そこで諦めて失敗した旨の記者会見までしました。

ところが、二人のエンジン担当の技術者が実は・・・
と、ルール違反したことを言って来たそうです。

理論的にも物理的にもそれぞれ壊れていない方の+とーのエンジンを
電気的に繋げられれば動くのだそうです。

設計上はこの4つのエンジンは電気的に繋がっていない事になっていました。
エンジン担当の技術者はもし壊れたらどうなるだろうかと常に考えて
心配で心配で仕方なかったようです。

もし4つのエンジンが壊れたらこの衛星は使い物にならない。

単体のエンジンが壊れても使えるようにするには
4つのエンジンを繋げるしかない。

設計図にないことはを申請して認められるだけの時間はない。

ということで内緒で繋いでしまったそうです。

設計変更すれば重量が変わったりするので、
最初から計算をし直さないといけなくなるからです。

しかし、この二人の技術者は計算上も大丈夫だとふんで
内緒で繋げていたのだそうです。


信号を送ったらエンジンが動いた。

その時の嬉しさったらなかったろうと思います。


ルール違反、万歳!




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