韓非子 「ウミヘビと蚕の話」

11月も今週で終わって12月に入ります。
1年って早いモノです。
今週もいい1週間になるようにお祈りしています。
●韓非子「説林(ぜいりん)下第二十三」は第二十二と同じでたとえ話集です。
その一つを紹介します。
●ウミヘビは蛇のようだし、蚕は芋虫のようである。
両者ともに気持ちの悪い生き物である。
しかし、漁師はウミヘビを平気で素手で掴むし
蚕を世話する女性は蚕を掴むのは平気である。
利益があるとなると人間は勇ましくなるものなのだ。
●これは確かかもしれません。
いろいろな考え方がありますが、
一つには人間どうやって人生のスイッチを入れるのかということだと思います。
嫌なこと、リスクのあること、ネガティブなことに対して
さらりと前向きで出来るスイッチをどう持つかということは
人生にとって必要なことだと思います。
●スティーブ・ジョブズ氏がスタンフォード大学の卒業式で話した話の一つは
今やっている仕事や出来事は点である。
将来のある点に向かって分かって人生を過ごしている訳ではない。
ある時人生の点と点が結びつく。
それはあとから分かるものだ。
運命というモノはある。
それを信じて人生を過ごすことで人生は変わる。
確かこんな話だったと思います。
●自分の人生のスイッチの入れ方を知ることが
人生を変える第一歩であるということです。
それは運命を信じることかもしれませんし、
目の前の仕事を一所懸命することかもしれません。
結果は後から分かるものです。
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